「揺れる想い体中感じる小毬」byまーさんリク

 

「はあ〜、肩こったよぉ」
「どうした? こまりちゃん」

 小毬は肩をぐるぐる回したり、片腕で伸ばしたりしていた。
 それを不思議そうに鈴が訊いていた。

「うんー、最近どうも肩こるんだよ」
「肩か。うーむ…あたしは凝らないな」
「そーなんだ。うらやましいなあ」
「うらやましい?」

 身体的特徴が正反対の親友同士。
 肩こりもその身体的な個体差から生まれるものなのかもしれない。

「くるがやに訊いてみたらどうだ」
「ゆいちゃん? どうして?」
「だって…その…こまりちゃんは悔しいがくるがや側だからだ。
 あたしにはその気持ちはわからない…」

 悔しそうにする鈴。

「わかったよ。りんちゃんがそこまで言うのなら、ゆいちゃんに訊きに行ってくるよ〜。
 ごめんね、りんちゃん」
「うん。けんとうをいのる」

 そういうと、小毬は鈴の元を立ち去った。

「本当に肩なんか凝るのか? あれで。
 最近こまりちゃん…あれだからな」

 小毬の後姿を見送りながら、鈴は誰に言うでもなく呟いていた。

 


「肩が凝っただと?」

 鈴の元を去った小毬は、唯湖に相談していた。

「うん、そーなんだ。最近どうも肩がすぐ凝るんだよ〜」
「私は毎日凝ってるがな」
「そーなの?」
「うむ」
「じゃあゆいちゃん、どーやったらましになるか教えて〜」
「いいだろう」

 唯湖は思案した。
 何せ自身は無駄な動きを減らすことで、肩こりなどとは無縁な身体になっていたのだ。

「ふむ…。すまんがコマリマックス、ジャンプしてくれないか?」
「え? じゃんぷ? いいけど…」

 ぴょん。
 
 ぽよん。
 
「もう一回だ」
「う、うん」

 ぴょん。
 
 ぽよん。
 
「ゆいちゃん、余計に肩がこるんだけど…」
「いいから続けろ」
「うん…」

 ぴょん。
 
 ぽよん。

 ぴょん。
 
 ぽよん。
 
 ぴょん。
 
 ぽよん。

「いい!」
「ええ〜っ。何が? ゆいちゃん」

 意味のわからない同意を、興奮しながら発する唯湖だった。

「ところでだ、コマリマックス。ちょっといいか?」
「ふえ? いいけど…なにするの?」

 そういうと、唯湖は手をわきわきとさせながら小毬へと近づいていく。

「原因は…こ・れ・だっ!」
「えー? え、えっ…わ、わ〜〜〜〜〜っ」

 がしぃっ。
 
 唯湖は、両の手で小毬の双丘を掴んだ。
 そして、
 
 もみもみもみもみっ。
 
「ひやぁぁぁ〜ぁぁぁぁぁ〜ぁぁぁっ」
「これだっ。やはりこれなんだよ、コマリマックス!
 明らかにレベルアップしてる! 明らかにスケールアップしたのだよっ! 小毬君のおっぱいは!!」
「そ、そんなこと知らないよ〜〜。や、やめてぇ〜〜〜っ」
「ふははははは。もっと大きくなるように、お姉さんがサポートしてやるぞっ! 何なら下からも刺激しておこうか!」
「や、やぁんっ。りーんちゃ〜〜んっ、きいてないよ〜〜」

 乳揉みはその後しばらく続いたとか。


<終わる?>




    
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