「というわけで今日はモンハンしようぜ!」

「いつもいきなりだね、恭介は」

「まったく、なんでまた私まで付き合わされてるのかしら」

「いいじゃない、楽しくやれば」

 


モンハンしようぜ!

 


「楽しそうだね、沙耶」

「当然よ、理樹くん。あたしには麻雀よりこっちの方が向いてるわ」

そう、今回はモンハンをって事で麻雀の時と変わらない面子。

それにしてもなんで毎回この面子なのかしら…

宇宙意思?神のお告げ?って意味不明ね。

「……というわけだ、いいか3人共」

「「分かった(わ)」」

「えっ…」

そんな馬鹿な事を考えてる間にどうやら棗先輩が作戦を伝えていたようだ。

どうしょう、ここで正直に言ったら得意分野で理樹くんにいいところを見せようという計画が…

「なんだ、朱鷺戸。聞いてなかったのか?」

「大丈夫ですよ、問題無いんだから…」

「何か言葉遣いがおかしいが、まあいいや始めよう」

そしてゲームスタート。

目標は…グ○ビモスか。

良かった、こいつなら作戦なんかなくったってあたしのボウガンテクニックなら楽勝だわ!

「じゃああたしは離れてるからみんなも頑張ってね」

「ああ、そっちも頼んだぜ!」

「頑張ってね、沙耶」

「精々頑張りなさい」

グラビ○スを見つけみんなで戦闘態勢に入る。

あたしは遠距離型だからしっかりと距離を保ち敵を狙う。

「ここなら邪魔も入らないし、頑張って理樹くんにいいところ見せるわよ!」

「というわけでファイヤ!」

しっかりと敵に向けてボウガンを放つ。

そしてあたしの宣言通り、敵の周りで大爆発がって…えっ?


「朱鷺戸…」

「沙耶…」

「あなたねぇ…」

え?え?まさか…作戦って…

「何か弁解はあるか?朱鷺戸」

「そうよ、油断してたわよ、グラビモ○と戦う時の定石なんて忘れてたわよ」

「そのお陰でお腹破壊用の爆弾に思いっきり引火させてドカンよ、笑いなさいよ、笑えばいいじゃ…」

そう言って見たみんなの顔は恐ろしかった。

「そこに座ろうか…」

「理樹くん、これはね、あの…」

「座ろうか?」

「はい………」


 




    
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